先日、レストランでやっと味わった地元メニュー、葉野菜のピーナツ&ココナツ煮。
善は急げなので、早速試作。
材料は…

Couve(クォゥヴ)と呼ばれる葉っぱ。
調べてみたら、キャベツの種類の葉野菜で、
いわゆるボクらのいうトコロのケールらしいですよ。
青汁のもとですね。
あんな飲み物にしなくても美味しく食べれるのに…。
こちらだと、どこの野菜スタンドでもスーパーでも購入できます。
1把、だいたい3〜5メティカイシュ。10円から30円くらい。
この写真は4メティカイシュ分。
ブラジルでも、刻んで軽く火を通したのがよく付け合わせで出てきます。
あと、、、

ピーナッツバターとドライココナッツ。
本当は生のピーナッツと生のココナッツで刻んだり削りだして作ります。 が、お手軽に、出来れば日本でも…を求めて、この材料で。ピーナッツバターは、くれぐれも甘いピーナッツクリームではありません。ほのかな塩味の、ピーナッツバターを。入手不可なら、おつまみの塩味ピーナッツの塩を洗って包丁で細かく刻んだヤツでもオッケイ。製菓用のドライココナッツは、缶入りのココナッツミルクでも可能です。

あとは、中くらいのトマトとニンニクひとかけ。
全部を刻んでサラダオイル少々で炒めます。
ほどよくしんなりしたら、水2カップを注入。
沸騰したら浮いてきた灰汁を適当に取って(出ない事もあるけど)
ピーナッツバター大さじ1.5、
(おつまみピーナッツなら2握りほどを包丁で刻んで投入)
ドライココナッツ大さじ山盛り1杯
(ココナツミルクなら100ccくらいかな)
塩、小さじ1
以上を加えて火を弱火にして良ーく混ぜて軽く蓋をして煮込みます。
だいたい45分から1時間くらい。
途中、何回かかきまぜて、水が足りないようなら追加。
とにかく、葉がクタクタになりとろみが出るまで煮ます。
水分がある程度飛んで、ペーストのようになったら完成。
味見をして、塩が足りなかったら追加して下さい。

これを出来立てのシマと食べるわけですが、旨かった!
唐辛子ペーストをちょっと混ぜると、更に美味。
アンジェリーナにも味見してもらったら、合格を頂きましたよ!!
これをベースに、豚肉を少し加えたり、魚やエビを入れても美味しいとの事。
確かに、美味しそうだ。
シマは、いわゆるコーングリッツなのですが、
日本で手に入るコーングリッツは、だいたい黄色いトウモロコシから出来ているようです。
あれだとほんのり甘くて、この白いシマは出来ないと思います。
この白いコーングリッツは、甘みはほとんど無く、
風味は白米に似ています。
白いトウモロコシを使ってるんですね。
<これがこちらで売っているシマを作るトウモロコシの粉。1kgで50円くらい>なので、日本でこのメニューにチャレンジされる方は
普通の白米にちょっと餅米を混ぜて、水分多めの柔らかいごはんを炊くか、
緑豆や金時豆等を一緒に炊き込んだごはんなどと合わせると
アフリカっぽくなると思われます。
要は、もっちりした炭水化物と食べるんですよ!
アフリカの食事と言うと、
「トウモロコシの粉を水で練ったものと野菜のスープ」
と、伝えられる事が多いと思うのですが、
それがこんなに美味しいものだとは思わなかったよ!